普通の人達は「無意識状態」で一生を終わる。この無意識状態というのが、なかなかわかりにくい。思考が自分の全てを支配している時、「これが自分だ」と強く信じ込んでいるので、思考なくして自分が存在するなどとは誰も思わないし気づいていない。
この思考は、あたかも自分が考えだしたものだと思っているが、大部分は小さい頃から両親や、メディアや、社会から植えこまれたものだ。”identification with thought” 思考と自分が一体化、つまり思考こそが自分の全てであると思い込んでいるので、ここから脱出することは難しい。
ブッダが「無我」と言っているのは思考がなくなって、その時に初めて本当の自分が顕現してくる、スピリチュアルで覚醒とよばれるものなのだ。このきっかけは、少しずつでもスペースに意識を向け、静寂の時間を創り、恐怖感から発する暴れまわる思考を沈静化させること。この時に End of Ego が始まる。
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