NHKのこころの時代~宗教・人生~「坐禅は国境を越えて」で原田正道老師が禅の説明をされていた。
老師は、「空間」という言葉を使われていたが、これは正にEckhalt Tolleのいうスペースのこと。
息を吐ききる工夫をする
坐禅の要点は、息を吐ききることです。
見る、聞く、感じるという意識の流れをよく観察して
息を吐くとともに固定観念やこだわりの
一念一念を切り落としていきます。
そして、全ての世界を自分の心のなかに治めることが大切です。
日常生活の全てが坐禅です
坐っているときだけが坐禅ではありません。
日々の生活のなかでは、心の動きが定まらないことが多いのですが
今、ここにいる自分の生命(いのち)そのものに
心と体を調えていくことが坐禅です。
日常生活の全てが坐禅です。
智慧を養いましょう
コップに水を一杯入れると それ以上は水は入りません。 それと同じように心の中をカラッポにして 純粋な心になると心の中に智慧が生まれます。 智慧の働きで思いやり、愛情が育ちます。 物を見る目を養うには 智慧の働きが一番です。
一呼吸一呼吸を大切に
風船が膨れたり、縮んだりするように 体全体が風船になったつもりで しっかりと呼吸をしましょう。 自分の内面を充実させて、 宇宙大の心境になるように 呼吸しましょう。そのとき 自分の命そのものに触れることが出来ます。
心を豊かにするには
心の中を、空(から)にすると いろいろなことを吸収することが出来て 心が豊かになります。 心が豊かになれば、感動することが多くなり、 体全体に充実感がみなぎります。 そのとき 命そのものの輝きに触れることが出来ます。
静けさを求める心を大切に
現在の世相は、心の落ち着きや 清らかな心を、ともすれば失いがちな状況を つくりだしています。 どのような状況におかれても、 静けさを求める心を大切にして、 本来の自分に目覚める努力をしましょう。
命の根源を訪ねる
心の動きを静かに治める工夫をして、 全てのことを受け入れていくと、 心がおおらかになっていきます。 ちょうど、あれくるう大波が治まって 静かで穏やかな海に戻るようなものです。 あらゆる命は、宇宙の命とつながっています。 自分の命の根源を探しながら、 日々心豊かに生活しましょう。
本来無一物(ほんらいむいちもつ)
自分というこだわりをなくせば、全て無一物の世界です。
全てのこだわりから解放されれば
宇宙の存在そのものです。
宇宙そのものが、こだわりのない存在です。
宇宙そのものになれば、
花を見ても、鳥や、動物その他全てのものが、
同じように見えてきます。
本来無一物とはそのようなことをいいます。
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