(The Power of Nowより)
いつの日か、絶対やってみせる」あなたは、あまりにも目標に焦点を当てすぎているために、「いま、この瞬間」を、なおざりにしていませんか? 未来重視のパターンが定着すると、何を達成しても、何を獲得しても、いつも未来がベターという幻想に落ちいり、現在は「不満足なもの」にとどまってしまいます。
あなたは、「待つ人」でいることが習慣になっていませんか?人生をどれだけ待つことに充てているでしょうか?「待つこと」は心理状態です。その根底には「いまが嫌なので、未来をもとめている」という心理的背景があるのです。
自分が持っているものを要らないと感じ、自分が持っていないものを欲しがっています。この種の「待つこと」をする人は、無意識のうちに、自分のいたくない「いま、ここ」と自分のいたい「イメージの中の未来」との間に、ギャップをつくり、心に葛藤を産み、人生のクオリティを著しく損ねているのです。(引用終わり)
誰が言い始めたのかもわからないけれど、ほとんどの高等教育を受けてきた人々の間には、常に何かの目標に向かってまい進することが必要不可欠と思い込んでいるのではないだろうか。
特に自己啓発書などには、これが当たり前のように扱われているのではないだろうか。
会社に入るといつも今月の目標、今年の目標、等々常に目標が存在している。それが達成できても、直ぐその後に次の目標が与えられる。みんなその目標が達成されるまでは決して幸福にはなり得ない。
不幸な人生を送る人が多い。私も多かれ少なかれ同じような人生を歩んできた。
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