Vippasana体験記(軽量級の話)

Vippasana瞑想の入門コースを受けてきた。

まず、私もヴィパッサナーという言葉を知ったのは半年くらいまえで、それほどまだ詳しい訳ではない。ただ親戚の親しい人がインドでヴィパッサナーに参加した話を聞いて興味をもって、日本にもそのプログラムがあるというので参加することにしたとう経緯だ。

18589696 Meditation by sunset

簡単に言うとインド人(ミャンマー人)のMr. ゴエンカという人が、2500年の大昔から伝えられてきた瞑想法をもう一度現代に復活させて、インドだけでなく世界中に普及させているとのこと。ネットで調べるとヴィパッサナー瞑想法とは、ブッダ(学校の教科書に出てくるゴータマさん)が悟りを開いて、開発したもので、人間の苦悩を(四苦八苦?)を軽減またはなくす為の修行法。

最近Googleがマインドフルネスなどの禅の瞑想法に基いた、スピリチュアルな手法を開発し世界に広めようとしているが、こういった時代の潮流に乗ってヴィパッサナーも広まっているのかもしれない。私が行った千葉のヴィパッサナーセンターも、予約待ちがかなりあるようで、早めに予約しないと受けることができない。

私はそれほど瞑想法の研究をしてるわけではないので、正直なところ世の中にどのような瞑想法がどれほどあるかは知らないが、想像するに相当な数の瞑想法があると思う。私はたまたま初めてヴィパッサナー瞑想法を教わったということなので、これからのコメントは、そのような素人の言っていることだと理解してもらって良いと思う。

今回私が参加した、ヴィパッサナー瞑想コースの概要は、

1.10日間、千葉県の山奥の静かな自然の中の施設で、毎日10時間の瞑想を続けるというもの

2.参加人数は男女それぞれ約30名、合計で60名弱

3.食事は菜食、粗食で夕飯はポップコーン

4.10日間、参加者は一切会話、おしゃべりをしない。読書もしない。スマホはお預けで、メールや電話から切り離される(緊急事態以外は部外者とのコンタクトをしない)

5.参加者同士では、目を合わせたりしない。

と、いうもので、初めは「こんなことって、ありですか?」と思っていたけれど、やってみると、それほど難しいことでもなかった。現代の普通の生活をしていると、このような外界とのコンタクトのない時間というのは、絶対にないので、やってみて本当に多くの発見をした。

ちょっと考えるとなにか異常なことをやっているように思えるが、終わったあとで振り返ると、その理由が非常にはっきりと理解できて、非常に論理的な背景があることがわかって驚いた。

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私が、個人として、生まれて始めて体験したことを列挙すると、

1)まず、野外テントで10日間も過ごしたのは初体験(笑)うぐいすの鳴き声で目を覚ましたのも初めての体験!

2)夜9時半に寝て、朝4時起床を10日間続けたのは初体験(ゴルフや旅行で1日は経験があるが2日続けたことはないと記憶している)

3)当然、人と一日でも話しなかったことは、赤ちゃんの時依頼。

10日間のコースが終わって、感じたこと、起こったこと。

1)驚いたのは、ここ何年か左足がしびれるような痛みがあったのが、なくなってしまった。(これは非常にありがたいことだった)

2)菜食が平気になった。(肉類を食べないことはないけど、必要性を感じなくなった)

3)早朝に起きることが平気というか、普通にできるようになった。

4)仕事とか生きていくことに、なにか安心感とか確信のような、理屈ではない気持ちが強くなった。

5)ぽっこり出っ張っていたお腹がまっすぐに近くなった。(体重が1−2kg減少した)

はら

6)1時間程度の瞑想が普通にできるようになった。

何かが自分に起こったことは間違いないようだが、それが一体何かは、よくわかりません。

とりあえず、軽量級の話は以上です。

 

 

 

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