気づきの分岐点

思考の束縛から自分自身を開放する第一歩が「思考を客観的にながめる」ことだが、この第一歩が踏み出せるかどうかが鍵となり、人によっては、この一歩に数年を要することもあると思う。普通は自分の思考と一体化しておりEGOそのものとなっているのだから、EGOは、一番嫌う「客観視」やそれを加速する瞑想などを、まずやらせないようにあなたをコントロールする。

あなたが、既に真剣にエックハルト・トールの本を読んだり、悟りを開きたいと思っていても、なかなかEGOは思うようにさせてくれない。自分が気が付かないうちに、妨害する理由を考え出す。今日は、忙しいからとか、体調がすぐれないとか、理由は様々だが自分の気づかない「絶対に、EGOを弱めるような行為(例えば瞑想の習慣)が出来ないもっともらしい理由」を創り出す。

自分がEGOと一体化しているので、本心の気づきが、厚いEGO想念に覆い隠されて、どうすることも出来ない。大抵の場合、後日、冷静になった時に振り返って、「何故自分は、あの時あのようなことをしたのだろう?」と思うことの繰り返しとなる。

では、スピリチュアルの目覚めをした人達は、どうやってこの壁を乗り越えることが出来たのだろう。

 

 

 

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