IT技術と会社経営

私は大学卒業後NECに入って、以後ずっと通信IT関連の仕事をしてきたので、体験的にITがどのように会社で使われてきたかをある程度理解している。1980年台くらいからOA(今では死語?)という言葉が使われ始めて、パソコンが社内にも少しずつ増え始めたのを覚えている。90年以降からインターネットの普及もあり急速に起業にITソリューションが普及した。私は元々はハードウェアから始まったので、デバイスのレベルからコンピュータープログラムやかなり大規模な通信システムに関わりを持ってきたので、目覚ましいIT技術の進歩に本当に驚いている。

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さて、本題は2016年現在から、今後どのように会社経営とITが関係してくるかということだ。会社経営はどちらかというとアナログ的な部分が多いかもしれないけど、既に20年くらい前からIT技術の知識なしに経営はできなくなっている。いや、現実にはうちの社長は携帯はガラケーだよって言うケースもあるけれど、さすがにこれからはそれでは成り立たないでしょう。

さて、おじいちゃんおばあちゃんから子供までスマホを使う時代で、自分もスマホを使っている。スマホ大流行となり、自分もスマホ大好きで、仕事に使っているからITに十分適応していると信じているかもしれないが、ここ数年のIT技術の進展はかなり想像以上になってきている。StarbacksでMac Bookを開いて作業をするのがファッションになってきた(私もかっこうつけてやっているけど)

ここで、ITが会社経営に必要なことは、恐らく誰もが理解しているが、その複雑さについて正確に理解できているだろうか?また、危険性についてはどうだろう。先日、自分のスマホに電話がかかってきて、話をしようとしたら音声がでなく、おかしいと思っていると隣のへやのスピーカから音がしている。なんとブルーツースでスマホとスピーカが自動接続され、隣の息子の部屋で音声がながれていた。

電車に乗っていて、隣に私のワイフがいて、さきほど私がスマホで撮った写真をAirDrop機能を使って隣のワイフのスマホに送ろうとすると、席の反対側の知らない人のスマホが自動的に表示されていた。もし、よく見ないでタップすると、赤の他人に写真があっという間に送られてしまうところだった。

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うちの会社では、日本全国(時々海外の人も)から、ネットを通じて在宅勤務をしてもらっているが、スカイプなどの機能を使ってリモートで仕事をすることが、日常的になってきた。言語と時差を克服すれば、世界中の人に参加してもらって、仕事をすることができる。いわゆるクラウドを利用して、人と情報をつなぎプロジェクトを行うことができるようになってきた。

電子的にインターネットで人と情報を接続出来るだけでなく、日本においてはクロネコヤマトに代表される物流も正確かつハイスピードで制御できる時代だ。いずれにしても、これらの物も情報もIT技術が基盤となっているので、IT技術を使いこなせるかどうかは、ビジネスの成功に大幅に影響を与える。

ただ、問題は、このITシステムとサービス内容が異様に複雑化してきたことだ。Steve Jobsが、直感的にスマホやノートパソコンを使えるようにして、昔の携帯を買うと添付されていた、分厚いマニュアルを廃止した。当初はそれでよかったのだが、最近では様々な機能が次々と追加されてきて、正直言ってマニュアルなしでは、わけがわからなくなってきている。(マニュアルあっても読んで理解出来そうもないので同じかもしれませんが)

銀座4丁目に大きなアップルの店があって、そこに行くと優秀な店員さんが教えてくれるけれど、訓練を受けた専門の店員さんでも、即答できないことが結構多い。上の階に行くと映画館並のプロジェクターで一日中スマホなどの説明をしてくれてはいるが、もう一般の人がちょっと聞いてわかるレベルを遥かに超えている。

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特に、クラウドの技術とマルチデバイス(PC、スマホ、などで情報を共有)を使い始めると、ある程度ITの勉強をしていないとついていけない。一社員が使うということであれば、まだなんとかなるが、経営者レベルでは、クラウドの深い意味や、情報のセキュリティについてよく理解した上で、これらのシステムを導入して社員に使わせるようにしないといけないので、大変難しい時代になってしまった。ちょっと誤ると、社内の情報が簡単に世界中に漏れてしまったりする。

大企業の場合には、何億円、何十億円をかけて専門の会社からシステムを買うことができるので大丈夫だけれど、小さい起業家にとって、資金の面で、それは不可能となる。一方、現代のよい側面は、Googleなどの無料システムを利用することで、大企業と同じようなGlobal Systemを使うことができることだ。

其の時に、絶対に必要となるのは、ITの知識だ。Googleのシステムを使うと、自動的にそこにインプットしたデータ、写真はGoogle に筒抜けで、特にGoogleなどの無料システムは、ユーザーの個別情報を利用して、別のルートから収入を得るようになっているので、複雑な設定のやり方を間違えると、とんでもないことになってしまう。

目次

賢くITを利用しよう

小規模会社にとっては、ITシステムを最大限活用し、成功確立を上げる為には、

1)世の中に次々と出てくる、いろいろな便利かつ無料/低料金のITシステムをうまく利用する。

2)これらを組み合わせて、大企業がやっているレベルと同じことをできるように工夫する。

3)無料の代償として、落とし穴がいくつも仕掛けてあるので、それを避ける。

こうすることによって、Low costでCompetitiveな会社経営が可能となる。

便利なサービス

よく知られている基本的な、無料(低料金)ITサービス技術の例をあげると、

1)各社からでている無料メールシステム、メールソフト

2)ストーレッジシステム (Dropbox, Google drive, One drive, Box….)

3)共同作業システム(スカイプ、Chatwork、Line、…)

4)個別のアプリケーション(表計算、文書、プレゼン、画像処理、音声処理、動画処理)

5)HP構築(WordPress, Jimdo, Wix, …)

6) サーバー, DB(Xサーバー、さくらサーバー, AWS, MySQLなど…..多数)

7)ブログシステム(Yahoo, Ameba, Livedoor, FC2…多数)

現代では、自分が欲しいもの、あったらいいなと思うものは、世界中の誰かが既につくっていると思って間違いないです。後は、それを探す腕と運ですね。

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